多動症の子供の特徴とは?年齢別の特徴や接する際の注意点について解説
多動症の子供は年齢によって特徴が異なる場合があります。
そのため、接する際は一人ひとりの特徴に合わせた接し方が大切です。
この記事では療育手帳の判断基準について、関東地方・関西地方に多くの教室を展開する児童発達支援・放課後デイサービス「TAKUMI」の事業部長である石垣が詳しく解説します!
ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.【年齢別】多動症の子供の特徴とは?
多動症は「多動・衝動性が強いタイプ」「不注意の傾向が強いタイプ」「多動・衝動性と不注意が混在しているタイプ」に分けられます。
生まれつき脳の一部に機能障害があることが原因で、さまざまな発達障害が生じます。
多動症の子供は、個人差もありますが、年齢ごとに特徴が異なるため、疑わしい行動がある場合の参考にしてください。
1-1. 乳児期
0歳~1歳の乳児期に多動症(ADHD)と診断されることはほとんどありません。
しかし、子供が成長した際に多動症と診断された方の多くは「赤ちゃんの頃はこんな感じだった」と以下の共通の思いを持っていたことがわかっています。
- 寝付きが悪かった
- 視線を合わせなかった
- 抱っこされることを嫌がっていた
このような気になることがあれば注意深く見守ってあげましょう。
1-2. 2~5歳の幼児期
2~5歳の保育園や幼稚園で集団生活が始まる幼児期は、以下の行動が特徴として見られます。
気になることがあれば他のことをしていても飛びつく
欲しいおもちゃがあると友だちから奪ってしまう
忘れ物や失くしものが多い
みんなが静かにしているときも静かにすることが難しい
ただし、これらは幼児期の特徴でもあるため、すべての子供が多動症だとはいえません。
1-3. 小学生期
小学生期はとくに高学年になるにつれて、行動は落ち着いていきます。
そのため、高学年に近づいても以下の行動をするようなら多動症の可能性があります。
頻繁に忘れ物をする
配られたプリントがランドセルの奥でぐちゃぐちゃになっている
順番待ちができない
発言を許可されていない場面でも発言してしまう
集会などでじっと座っている事ができない
叱られることばかりになると、本人も辛くなりトラブルの元にもなりかねません。
周りが特徴を理解して、納得できるまで説明してあげることが大切です。
1-4. 中学・高校生期
中学・高校生期の多度症は以下の行動が特徴です。
何をしても飽きっぽい
好きなことにはとことん集中する
空気を読めず、すぐに思ったことを口に出してしまう
提出物の遅れや紛失が頻繁にある
計画的な勉強ができない
中学・高校生期になると、学校や社会からの要望や期待度も増します。
本人が辛くならないよう、周りでできるサポートをしつつ自立支援も行いましょう。
2. 多動症の子供への接し方
多動症の子供には、特徴を理解し、適切なサポートをしてあげることで生活しやすい環境が作れます。
サポートしてあげる際、以下のことに注意しながら接してあげましょう。
視覚的な工夫をする
守りやすいルールを作る
良いことや出来たことに対してしっかり褒めてあげる
普段、できないことに対して叱られたり注意されたりする機会が多い多動症の子供にとって、細かなルールや褒めてあげることは重要です。
3. 多動症の子供と接する際の注意点
多動症の子供は普段から叱られたり注意されたりする機会が多いため、自信を持てない子や繊細な子が多いのも特徴です。
そのため、多動症の子供と接する際は以下のことに注意しましょう。
うまくいかないときは理由を考えて環境を変える
自分自身が発達障害を理解する
ストレスを与えないよう気をつける
子供を傷つけたりストレスを与えたりするような言動は避けて、良い部分を伸ばすよう心がけましょう。
4. 「TAKUMI」で児童指導員を目指しませんか?
「TAKUMI」は、少人数制で子供たち一人ひとりに合った療育を実施する児童発達支援・放課後等デイサービスです。
利用時間の中で楽しみながら、苦手なことを段階的に改善していくことを大切にしています。
関東・関西に多くの教室を展開しているため、興味を持たれたらぜひ下記よりお問い合わせください。
5. まとめ
多動症の子供は、年齢別に特徴が異なるため、一人ひとりに合わせたサポートが必要です。
そのため、多動症のことだけでなく一人ひとりの個性を見つけて接してあげることも大切です。
うまくできたときはしっかり褒めてあげることや、個人に合わせたルール作りで過ごしやすい環境になるでしょう。
子供のできることに目を向けて、うまくサポートしてあげることが大切です。